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ふくらはぎに痛みを感じたら冷やす?温める?ケガの原因と対処法 Vol.1

ふくらはぎに痛みを感じたら冷やす?温める?ケガの原因と対処法 Vol.1

運動中に突然ふくらはぎが痛むという経験はありませんか。ふくらはぎは、血液を心臓に戻す「筋ポンプ作用」という働きを持つため、「第2の心臓」とも呼ばれています。痛みを放置していると時には取り返しのつかないケガに結びつくことも。この記事では、ふくらはぎの痛みの主な原因や対処法について解説します。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
<目次>
・ケガには“外傷”と“障害”の2種類がある
            急性外傷(外傷)とは?
・急性外傷(外傷)の応急処置
            慢性外傷(障害)とは?
・慢性外傷(障害)の応急処置
・“エコノミー症候群”もふくらはぎのトラブル
            ふくらはぎは、全身の血液循環を支える重要な筋肉群
・ケイレンは、寝ているときも起きる!?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

ケガには“外傷”と“障害”の2種類がある

ふくらはぎに痛みを感じる場合、痛みの症状次第では大きなケガにつながることもあります。また、一般的にケガは、「急性外傷(外傷)」と「慢性外傷(障害)」の2種類に大別され、それぞれ対処方法が異なってきます。正しい対処法をするためにも、まずは「ケガ」について整理しておきましょう。

急性外傷(外傷)とは?

急性外傷の代表的なケガとして、骨折や脱臼、打撲、捻挫、肉ばなれなどがあげられます。瞬間的に大きな外力が体に加わり、骨、関節、筋肉が損傷されるケガで、次のような特徴を持っています。

<急性外傷の特徴>
・ケガをした状況や原因がはっきりしている
・症状がすぐに出てくる
(受傷
後ただちに急性期の症状である痛み、腫れ、局所の熱感、普通に動かすことができないなどの症状が現れる)

・変形や関節の不安定性がみられる(打ったところや捻られたところが変形している、あるいは関節がぐらぐらしている)

急性外傷(外傷)の応急処置

受傷直後は、腫れなどの炎症症状がすぐにみられるため、「RICE処置」を施し、炎症症状を抑えます。

 「RICE処置」
Rest:患部の安静
Ice患部の冷却(氷や冷水を用い患部を冷やす)
Compression患部の圧迫(包帯などで患部に圧迫を加える)
Elevation:患部の挙上(循環を制限するため心臓より高い位置に挙げる) 

この一連の行動を1回につき2030分(冷たいという感覚がなくなるまで)継続し、いったん氷を外しますが、圧迫と挙上は継続します。局所の熱や痛みが再び出てきたらRICE処置を行います。これを24時間から72時間程度(初期の炎症症状である熱、腫れ、痛みなどがある程度なくなるまで)継続します。

 

 

 Rest:安静  Ice:冷却  Compression:圧迫  Elevation:患部の挙上

 

もちろん体のなかでが起きているかを確かめる必要がありますので、医療機関での診察を受けるようにしましょう。

慢性外傷(障害)とは?

慢性外傷は、比較的小さな外力(1回では損傷されないほどの外力)が繰り返し特定の部分に加わることで発症するケガのことを指します。

<慢性外傷の特徴>

・発生した原因が自覚されにくい(いつケガをしたのかはっきりしない)
・慢性的で弱い炎症症状が続く(わずかな痛みや、腫れが長く続く)

運動を少し休めば軽快しますが、運動を再開すると症状が再発することを繰り返すので、長期間に至ることが多いのが、慢性外傷(障害)の厄介なところです。

代表的なものとしては、慢性的な腰痛、いつ起きたのか原因がわからない膝や肩などの痛みなどがあります。

慢性外傷(障害)の応急処置

 処置方法としては、違和感や、弱い痛みなどが生じたりした場合には、それが悪化しないように一時的に冷却(アイシング)し、炎症症状を抑えます。その後は、逆に加温(入浴や温水などで温める)して循環を促進し患部の回復を進めるようにしましょう。

このように急性外傷(外傷)と慢性外傷(障害)では、その対処法が異なるため、痛みがある場合、まずはどちらのケガなのかを判断することが大切です。

まず、どのタイプのケガなのかを判断し、起きた原因を探りあて、その原因を解消していくことが重要です。

“エコノミー症候群”もふくらはぎのトラブル”

ふくらはぎにかかわるトラブルは、さまざまな要因が考えられます。運動中ではなく、動かないことで発症する“エコノミー症候群”なども、ふくらはぎに関連するトラブルのひとつです。

ふくらはぎは、全身の血液循環を支える重要な筋肉群

ふくらはぎの筋肉は、地面を蹴って体を移動させる、すべての運動でよく使われる筋肉です。ふくらはぎを構成する代表的な筋肉には、腓腹筋とヒラメ筋があり、これを含めて「下腿三頭筋」と呼ばれています。

Gastrocnemiusm:腓腹筋 Soleusm:ヒラメ筋 Achillestendon:アキレス腱

下腿三頭筋は、収縮することにより下に降りてきた血液を体の中心(心臓)に送り戻すポンプの役割をする重要な筋肉です。これを「筋ポンプ作用」といいます。そのため、ふくらはぎは動かなくなる(運動しない、あるいはできない)ことで、全身の血液循環に影響を及ぼします。

たとえば、飛行機などでの長距離移動で多く発症する「下腿深部静脈血栓症」、いわゆる“エコノミー症候群”は、長時間ふくらはぎの筋肉を動かさなくなる(運動=歩行しなくなる)ことで、ふくらはぎの深いところにある静脈中に血の塊(血栓)ができてそれが剥がれ、肺に達すると肺塞栓症を発症する病気です。長時間運動をしないことが続く状況であれば、長距離のバスやトラックの運転手や乗客にも発生することがあるといわれています。

このように動かないことが原因で発症してしまうトラブルの一方で、ふくらはぎは多くの運動で負荷がかかるため、急性のケガをしやすい部位でもあります。

次回は運動器(骨格筋、腱、関節など)のケガに焦点をあて、ふくらはぎの痛みについてみていきましょう。